ＦＭラジオ　２号機　

2008(H20)-02-29　自作ＦＭラジオ　入手　(\11,749円)

構成は 6AQ8（ＦＭフロントエンド)-6BA6(1stIF)-6BA6(2ndIF)-6BA6(LIM)-6BM8(AF/OUT)とシリコンの半波整流

　簡単にチェック後通電。鳴らず。原因は真空管ソケットの接触不良でした、脱着していたら鳴りました。
　

【写真　下左】　入手時のシャ－シ。左上のバリコンは親・子・孫バリコンで飾りに置いただけなので。
【写真　下中】　ＧＴ管を置いてみた。何故かＩＦＴが斜めに取り付けてある個性ある部品取付。
【写真　下右】　大きめのシャーシなので内部はゆったり。検波回路は立ちラグ、6BM8付近は錯綜。

入手時　左上のVCは仮置

ＧＴ管の仮置　

　シャーシ内部

2008(H20)-03-29　ＧＴ管にするのでシャーシー加工開始しました。

　　FMフロントパック(6AQ8)-6SD7(1stIF)-6SD7(2ndIF)-6SH7(3rdIF)-6SJ7(AF)-6L6GB(OUT)-5Y3GT(RECT)　の予定

【写真　下左】　ＦＭ検波、音声部。ＦＭディスクリートはゲルマダイオード
【写真　下中】　電顕トランスの＋Ｂが50mA型なので、他のラジオのトランスを移植します。リアパネルはシャシーに付属のもの
　　電源トランスの穴を拡大。斜めのＩＦＴ穴を真空管用に。１stＩＦ増幅管、整流管、ケミコンの穴あけ。
　　更に、ＦＭパックの下にＧＴ管のＣＯＮＶ管と局発管の穴を開けます。
【写真　下右】　部品を全て取り外し加工したシャーシ、正面パネル、リアパネル。分解前のシャーシと穴の変化にご留意

　音声部

部品の仮置き

　加工後のシャーシ

2008(H20)-04-05　組立開始

　部品の取付しながらシャーシ加工をしているので作業は遅れ気味。リアパネルに楕円スピーカーの取付。ロッドアンテナの取付
　
　構成はFMPAC(6AQ8)-6SD7(1stIF)-6SD7(2ndIF)-6SH7(3rdIF)-6SL7(AF1)-6SL7(AF2)-6L6GB(OUT)-6X5(RECT)に変更。

【写真　下左】　TRIO製ＦＭフロントパック　ＦＰ－ＪＤ１Ａのカバーを外したところ。真空管は6AQ8.です
【写真　下中】　フロントパックのプリント基板。コイルがプリントになっています。
　　左下がアンテナ入力端子。　右上の渦巻きが混んでいるのが局発コイルです。コイル基板は二重に重なっています。
【写真　下右】　部品を仮置してみた。リアパネルに楕円スピーカーを取り付ける。巨大な６Ｌ６ＧＢが目立つでしょう。
　スピーカーはボイスコイルが35Ω－ＣＴ－35Ω のトランジスタの出力トランスを使わないダイレクトプッシュプルのスピーカー。
　【オーディオマニアでも知らない方式。ＳＥＰＰより高性能な回路だがスピーカーが特別になるのが弱点】

　TRIO　フロントパック　ＦＰ－ＪＤ１Ａ

　部品の取付

2008(H20)-04-12　一応完成

若干の誤配線によりＦＭは鳴らなかったが、1stＩＦ管のG1にアンテナ線を接いだら、国外放送受信ましたた？。不思議？です。
電源トランスのヒューズは110Ｖ側。これでヒーター電圧が6.05Ｖなので当分このまま。
　　この状態でＩＦ増幅管はプレート電圧130Ｖ、スクリーン電圧95Ｖに調整しました。

配線ミス修正終了。試聴感　

1　△　感度は昔の真空管ラジオ並み。ロッドアンテナのみではＳ／Ｎが悪いですが小音量ならば実用にります。
　　　　　有線テレビに接ぐとオーバー入力で同調をずらさないと歪む。この症状はＦＭなら、発生しないと思うが不思議。
2　○　音質調整回路は未配線だけど音質は良好です。音質以上に６Ｌ６ＧＢをはじめGT管が格好が良いです。
3　○　ＡＦＣも未配線だけど局発のドリフトは苦にならない。さすがＴＲＩＯのフロントパックです。
4　×　ＩＦＴbの一次側のコアが欠けたのを瞬間接着剤のようなもので固定されており調整不可でした。
　　　　このため、ＩＦＴの調整は測定器による10.7MHzでなく、ＩＦＴbに合わせて調整しました。
5　？　ＩＦＴcのＦＭディスクリの調整は確かにプラスマイナスのＳ字になることは確認したが、
　　　　　書籍のとおり調整すると歪が多いようです？？。
6　？　同調指示計(100μＡ)がリミッター管のＧ１回路では振れが少ないのでディスクリート側に変更しました。okです。
7　？　試しに、昨日同様１stＩＦ管のＧ１にアンテナを接いだら、今日は日本語放送が聞こえました。
　　　　　若干ＩＦＴの調整したので、受信周波数がずれたらしいですが、ＡＭ局が受信できるのが不思議です。
8　？　整流管６Ｘ５はプレートが５ＭＫ９より小さく頼りないです。

【写真　下左】　フロントパックの下に予備の真空管ソケット穴がある。アンテナ入力は75Ω不平衡
　　　　　　　　　ロッドアンテナは透明アクリル材に取付てある。６Ｌ６ＧＢのヒーターが力強い。
【写真　下中】　大きめのシャーシなのですっきり。
【写真　下右】　正面パネル。下部の音質調整回路は未配線
　　　　　同調インジケータのレベルはロッドアンテナ入力時に合わせてあるので、ケーブルＴＶ線入力時は振り切れます。

ＴＶコンセントとロッドアンテナ

　フロントパネル

良くできました。

【参考】　自作したFMラジオです。
【】ＦＭラジオ　１号機(失敗)　
ＦＭラジオ　２号機　
ＦＭラジオ　３号機　
ＦＭラジオ　４号機　
ＦＭラジオ　５号機　(失敗)
ＦＭラジオ　６号機　
FMラジオ 7号機

ＨＡＬ　ＦＭチューナー (未だレストアしていません)

　　－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－